当院では、Qスイッチルビーレーザーを用いた「あざ」の保険診療を行っています。保険診療の対象となる疾患は、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青、扁平母斑です。レーザー治療の反応には個人差があり、疾患の種類、色の濃さ、深さ、部位、年齢、肌質などによって、必要な治療回数や経過は異なります。いずれの場合にせよ、当院ではレーザー治療の適応を慎重に判断し、安全性を最優先に照射を行います。
▶ 「しみ」に対するレーザー治療は原則、自費診療となります。こちらのページをご覧ください。
太田母斑(青あざ)
太田母斑は、主に顔の片側にみられる青色〜灰色のあざです。額、まぶた、頬、こめかみ、鼻の周囲などに出ることがあります。生まれつき目立つ場合もあれば、幼少期から思春期にかけて濃くなることもあります。皮膚の深い部分に色素があるため、外用薬で薄くすることは難しく、レーザー治療の対象となります。
異所性蒙古斑(青あざ)
蒙古斑は、赤ちゃんのおしりにみられる青あざとしてよく知られています。腕、肩、足、背中、顔など、おしり以外の部位に生じたものを異所性蒙古斑といいます。成長とともに自然に薄くなることが多いですが、大人になっても残存してしまうこともあるため、保険診療でのレーザー治療を検討します。
外傷性刺青
外傷性刺青とは、けがをした際に、砂利、アスファルト、土、金属粉、鉛筆の芯などの異物や色素が皮膚の中に入り込み、黒色・青色・灰色の点状または面状の色素として残った状態です。時間が経っても改善しない場合、保険診療でレーザー治療を検討できることがあります。転倒や事故のあとに残った黒っぽい色素や、鉛筆の芯が長年残っているような色素にも効果が期待できます。
扁平母斑(茶あざ)
扁平母斑は、茶色の平らなあざです。生まれつきある場合もあれば、幼少期に目立ってくる場合もあります。扁平母斑もレーザー治療の対象になりますが、他のあざと比べて反応に個人差が大きく、いったん薄くなっても再び色が戻ることがあります。そのため、治療前に経過や限界について十分に説明したうえで、照射を行います。
照射までの流れ
1. 診察
まずは、保険診療の対象となるあざかどうかを判断するため、診察が必要です。一般皮膚科でご相談ください。
2. 治療説明
保険診療の対象となるあざであった場合、レーザー担当医より、治療回数、治療間隔、合併症および治療後のケアなどについて詳しくご説明いたします。1の診察と同日にご説明できる場合もありますが、状況によっては別日でのご案内となることがあります。
3. レーザー照射の予約
レーザー照射を希望される場合、ご予約が必須となります(月曜・金曜のみ)。
同意書の記載後、病変の状態に大きな変化がなければ、後日お電話(0466-41-9842)でもご予約いただけます。
レーザー照射の費用(3割負担の場合)

よくある質問
個人差はありますが、レーザー照射時にはゴムで弾かれたような刺激を感じます。
表面麻酔を用いる場合、照射予約時刻の1時間前にお越しください。
ご自身でシミかアザかを判断するのは難しいことがあります。
「シミ」と思っていたものの中に、太田母斑や扁平母斑などの「アザ」が含まれていることもありますし、反対に、アザだと思っていたものがシミや他の色素性病変であることもあります。
まずは診察で状態を確認し、保険診療の対象となるアザか、自費診療の対象となるシミかなどを判断いたします。
お子さんも治療対象となります。
成長後よりも、早い時期に治療を始めた方が少ない回数で良好な効果が得られることもあります。
ただし、病変の部位や範囲、ご年齢、治療中に安静を保てるか、ご自宅でのアフターケアが適切に行えるかなどを総合的に勘案し、照射が可能と判断した場合に治療を行っています。
お顔の場合は、安全性の確保が特に重要となるため、当院ではご本人の理解と協力が得られる場合のみ照射対象としております。
照射後は患部を清潔に保ち、摩擦や紫外線を避けてください。
そのほか医師の指示に従い、必要なアフターケアを行っていただきます。
▶ 「しみ」に対するレーザー治療は原則、自費診療となります。こちらのページをご覧ください。