
皮下組織や真皮に細菌が感染し、炎症を起こす病気です。皮膚の細菌感染症の中では比較的頻度が高く、身近な病気です。基本的に、インフルエンザのように人から人へ直接うつる病気ではありませんので、その点はご安心ください。
なにか原因はあるのでしょうか?
引っかき傷や虫刺されなど皮膚の傷が侵入経路となりやすいです。
そのほか、湿疹や乾燥肌といった皮膚バリア機能の低下、慢性的なむくみ、免疫力の低下なども原因となります。
入院が必要でしょうか?
多くの場合、外来での通院治療が可能です。
しかし、症状が強い場合や重症化の恐れがある場合には入院治療が検討されるべきです。
必要に応じて、当院から大きな病院へと紹介することも可能ですのでご安心ください。
抗生物質は治っても飲み続けた方がよいのでしょうか?
たとえ症状が落ち着いても、医師の処方通りに継続してください。
自己判断で中止すると耐性菌を生み出すリスクとなり、次回以降、治療の選択肢が減ってしまう可能性があります。