
「とびひ」は火事の“飛び火”のように病変が次々に広がる様子に由来するといわれています。細菌が皮膚に感染し、その毒素によって水ぶくれやかさぶたが次々と広がっていくのが特徴です。特に夏場のお子さんに多く見られますが、季節を問わず大人に発症する場合もあります。抗菌薬の外用や内服を主軸とした治療を行います。
お風呂に入ってもいいですか?
患部がジュクジュクしているあいだは入浴は控えシャワー浴とし、患部はやさしく石鹸の泡で洗うようにしましょう。
プールに入ってもいいですか?
水そのものを介してうつることはほぼないと言われていますが、泳いでいる際に皮膚が触れ合えば他の人に感染させてしまう可能性はあります。
また、症状が悪化することもありますので、治るまでは控えましょう。
登園・登校はいつから可能ですか?
病変が広範囲の場合や全身症状がある場合は学校を休んでの治療が必要となりますが、病変部を外用処置しておりきちんとガーゼなどで覆っていれば、必ずしも学校を休む必要はありません。
ただ、園や学校によって対応が異なるため、登園許可証が必要かどうかを含めて、各自でご確認ください。